

愛知建築士会学生コンペ2018「旅の建築」
先知建築士会学生コンペ2018「旅の建築」の公開二次審査が先週の土曜日に開催された。 審査員長である妹島和世さんとともに、米澤も第一次審査員代表として審査員を務めさせていただいた。 午前中のプレゼンテーションとそれに対する質疑応答では、作品ごとの可能性と課題を掘り下げるように質疑を展開し、午後からの最終審査につながるクリティカルな論点をあぶりだすことに努めた。 午後からの最終審査では、まず、「何に挑戦しているのか?」、「それはこれまでの建築の概念をどのように拡張しうるのか?」ということが評価基準となるであろうことを明示した。 最優秀賞を受賞すると原寸大モデル建築として実現されるということが特徴となるコンペである。アイディアコンペよりもリアリティが求められ、常設の建築よりも実験性が求められる。 その上で、各案に対してどこが審査の流れを左右するクリティカルな論点であるかを列挙するように述べた。 「オルガン」では、1次審査の時には表現されておらず2次審査において追加された外観に露出する軸組構造の是非について。そこから自分たちの提案のどこがクリティカルで