

中川運河再生計画案「みんなの運河」
世界運河会議で満を持して発表させていただいた中川運河再生計画案「みんなの運河」であるが、
これまでに市民から寄せられた様々な意見をベースにそれらをビジュアル化するかたちで中川運河の将来像を描いたものである。
関係者各位の事情や法制度など考慮しなければならない現実的側面は多々あるが、まずは市民が思い描く中川運河の理想の姿をビジョンとして示し、そこから現実的側面とすり合わせて落としどころを見出し実現に向かおうとする、いわゆるバックキャスト型の方法をとる。 さて、肝心の設計はというと、全延長10.3kmに及ぶ長大な地域が対象になる。みんなの運河に習い、所員や学生を含め12人でキャナルアートメンバーとも連携し、みんなの設計といった体制でのぞんだ。
同時並列的に設計を進める。まずは各所で仮説としての案出しから始めスタディを進めるごとに相互レビューを繰り返しあるべきかたちを模索する。そのプロセスを通して並走している物語がクロスオーバーしてみんなの運河の全貌が浮かび上がってくる。
設計を進めていく中においても、様々な立場のかたから提案に対する意見をもらう場を定