新年のご挨拶
2017年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 (やってしまわなければならない仕事が多く、正月返上で新年早々バタバタとしておりましたのでだいぶ出遅れてしまいましたが、)
2016年を振り返ると、 まずは、大同大学に着任し、米澤隆研究室(米ラボ)を発足したことが大きな変化であった。 授業、研究、プロジェクトなどの仕組みづくりに勤しみ、いくつかの勉強会も立ち上げた。
また、新たな展開としては、「アッセンブリッジ・ナゴヤ」を通して地域密着型のアートイベント、音楽イベントにおけるアーキテクトという立場を務めさせていただいた。 "まち"に入り込み、状況や構造をアップデートさせるという挑戦がはじまった。
それに加え、建築設計プロジェクトの数が一気に増えた。 静岡、愛知、京都、大阪、中国などで計15プロジェクト。 この状況に対応するためにも米澤隆建築設計事務所(米ジム)に新たなメンバーを迎え、事務所力を増強する。 2016年は、タイミング的に竣工した建築作品がなかったこともあり、米澤は大学に着任したので、建築家としての勢力が衰えたとか言われないように、バリバリ頑張っていきたい。 ということで、2017年には7作品が竣工を迎える予定。
個人的な勉強会である「米ゼミ」も10周年を迎えた。 近代建築家勉強会、現代建築家勉強会、設計手法勉強会、空間タイポロジー勉強会、まちづくり勉強会、建築企画学勉強会、ディテール勉強会、建築勉強会(無差別級) や各種プロジェクトなど幅も量も拡大し、参加人数も40人を超えている。
2017年の抱負としては、 設計活動、研究活動、教育活動のありようとそれぞれの関係を考え、米ジム、米ラボ、米ゼミの特徴を生かし、3つの機関があるからこその相乗効果が生まれるような三位一体の関係を構築すること。 米ジム、米ラボ、米ゼミともに人を育てること。 これまでの活動を顧み、自身を社会や時代に位置づけ作家性や専門性をより強化していくこと。 その上でさらなる挑戦にうってでること。 が挙げられる。
2016年は新たな展開の一年であったように思うが、2017年は飛翔とは言わず安定や基盤構築を意識したい。基盤がしっかり確立した状態でさらなる挑戦にうってでたいと考えている。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。