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「みなとまち空き家プロジェクト」始動開始!

October 9, 2017

 

「みなとまち空き家プロジェクト」は、名古屋の港まちを舞台に、空き家問題、建築活動、まちづくりに取り組むプロジェクトです。


調査、研究を行う「みなとまち空き家ラボ」、教育、普及を行う「みなとまち空き家スクール」、実践する「みなとまち空き家プラクティス」から構成され、米澤隆建築設計事務所が企画・監修を行い、港まちづくり協議会とも連携をとり、中部地区で建築を学ぶ有志の学生(NAGOYA Archi Fes 2018)とともに港まちの空き家を対象に調査、企画、設計、施工を行います。


社会問題にもなっている空き家が、まちの資源となってまちに開かれ、人びとが集う新たな場所として生まれ変わります。

また、アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017の関連プロジェクトとして、会期中、「みなとまち空き家ラボ」の拠点でもある旧・喫茶千代田を公開しながら、来場者参加型のワークショップなどを開催します。加えて、新たな場をつくるための実践として、アートや音楽のイベントを開催する予定です。

 

構成団体|米澤隆建築設計事務所(企画・監修) /NAGOYA Archi Fes 2018
Twitter|https://twitter.com/MAPNAF

「みなとまち空き家ラボ」公開スケジュール
10.14 (土)–12.10(日)
金曜|14:00–18:00、土曜・日曜|11:00–19:00
休場日|月曜-木曜
会場|旧・喫茶千代田
アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017|http://assembridge.nagoya/
*イベントなど、プロジェクトの詳細は決まり次第ウェブサイトなどでお知らせします。

 

 

「港まちの課題」
名古屋の港まち(西築地学区を中心とした港周辺地区)には、現在、90を超える数の空き家が存在している。これから数年で空き家になるであろう空き家予備軍は、それと同じかそれ以上だ。
名古屋の中心部である栄から地下鉄1本で15分の距離にあり、
豊かな水辺空間があり、昔ながらの味のある喫茶店なんかも点在している。
この地にある名古屋港水族館は、名古屋市有数の観光コンテンツともなっている。
明確な課題を抱えている反面、交通の利便性、豊かなリソースといったポテンシャルも持ち合わせている。
かつて商業港として賑わったこの地は、埋め立ての拡大に伴う商業港の移転により、産業構造の転換が求められ、それとともに人口流出、空き家の増加へとつながった。
西築地小学校の生徒数は1960年代の1800人台をピークに、2017年現在、200人台まで減少している。
戦後から高度経済成長期にかけて港湾運送業に従事しこの町の発展に寄与してきた高齢世代と、商業港移転後に転入してきた若者世代の間でのコミュニティの分断も問題となっている。
産業構造の転換、住人構成の変化など現在の状況を引き受けた、アクチュアルなまちづくりが求められている。

 

 

「これまでの取り組み」
米澤隆建築設計事務所は、2016年からスタートした港まちを舞台にしたクラシック音楽と現代美術のフェスティバルであるアッセンブリッジ・ナゴヤのアーキテクトを務めることとなり、2016年は、旧・名古屋税関寮、旧・潮寿司、旧・西本接骨院、旧・いずみや染物店などの空き家、空き店舗をリノベーション、コンバージョンを行い、会場として再生させた。
大同大学米澤隆研究室では、2017年から空き家の実態調査を通して港まちの現況に関する研究を進めている。
2016年から有志の学生を集め、まちづくり勉強会を開催してきた。

 

 

「建築学生団体との取り組み ―書を捨て、町へ出よ!―」
2017年から始動する「みなとまち空き家プロジェクト」で協働することになったNAGOYA Archi Fesは、150人を超えるメンバーをかかえる中部地区最大の建築学生団体であり、これまで主に卒業設計展を運営してきた。今年で5年目をむかえ、卒業設計展の運営での経験を積み重ねてきたことにより組織体制が成熟化してきている。
卒業設計日本一決定戦をかわきりに、全国各地で開催されるようになった卒業設計イベントは、建築学生たちを盛り上げ、各地に建築学生団体を育てることになった。だが近年、ピークを越え、出展者数も減少し、閉塞感も漂う。建築学生団体にとって次なる活動の展開が求められているように感じる。(NAGOYA Archi Fesのメンバーからも相談を受けていた。)


現在、社会問題になっている空き家の問題は、いまだ産業として確立されておらず、手付かずになっているケースがほとんどである。私益よりも社会的公益性が求められるようなプロジェクトは大学(学生団体も含め)や行政がかかわることが有効だ。


これまで培ってきた組織力を生かし、町に出る。
設計事務所や行政のサポートのもと、学生団体が活動し、空き家問題やまちづくりに取り組む。
リサーチ/まちづくり/企画/設計/構造/環境/プレゼン(ドローイング、CG、模型など) /施工/広報/デザイン(ロゴ、WEBなど)の各部門に、それぞれ関心のある学生達が分かれ、実際の空き家、実際の町を教材に実践を通して勉強する。

その結果、空き家問題が解決され、町が再生されると理想である。


これが建築学生団体の新たな活動のモデルになるのではないかと考える。このような考えのもとNAGOYA Archi Fesのメンバーと意気投合し「みなとまち空き家プロジェクト」を開始することになった。

 

というわけで「みなとまち空き家プロジェクト」が始動することになりましたが、
これから取り組まなければならない課題は山積みです。
ご意見を頂戴したり、お知恵をお貸しいただいたりなど、応援いただけましたら幸いです。

 

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