高校で建築に関する特別授業
本日、とある高校で建築に関する特別授業を開催させていただいた。
以前に某誌の編集者さんから高校生でも理解できる言葉でとご指摘をいただき頭を悩ませたことがあったが、 まさしく文字通り高校生でも理解できる言葉でが求められた。 ある意味、英語を用いるときの感覚に近いのかもしれないが、物事をシンプルで明快に捉える必要がある。 建築とは… 設計とは… 研究とは… 高校生に投げかけるためにひねり出した言葉が、自分の考えの本質を浮かび上がらせてくれる。 なので、僕にとってもよい機会であったな。
さて、高校生達の好奇心の炎に点火するように随所に建築学の魅力を散りばめハイライト的に語ったつもりだが、 彼ら彼女らはどのように受け止めてくれたであろうか。 この中から将来、本気で建築を志す者が現れてくれたらいいな。そこまでいかないまでも、この授業を経て物の見方や考え方が変わったというような生徒が1人でも多くいたらと思う。
廊下ですれ違う高校生達は皆きちんと挨拶をしてくれるし、先生にめちゃめちゃ叱られている生徒がいたり、大学にはあまり見られない風景に出くわし、高校ってこんなんだったんだなと懐かしさも感じていたりもした。