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アッセンブリッジ・ナゴヤ2018

「アッセンブリッジ・ナゴヤ2018」、最終日の今日は、DJ、ラッパー、ドラァグクイーン、アーティストなど、さまざまなパフォーマーやお店が集う「港まちブロックパーティー」が旧・名古屋税関港寮で開催された。

そして、2ヶ月にわたり開催されてきた音楽と現代美術のフェスティバル「アッセンブリッジ・ナゴヤ2018」が閉幕した。

3年目となる今年度は、最終日のラストに、この町の地域コミュニティの象徴ともいえる名古屋みなと祭でも開催されている盆踊りが、港まちの女性会、地域の人々、来場者、アートや音楽の関係者も集合して盛大に執り行われたことに代表されるように、地域の人たちに開かれた意見交換会が開催されたり、名港サイファーなど地元のアーティストが参加したり、豊田ニット、ばぁば工房などこの地域のお店が出店したり、港まちで実際に暮らしながら様々な場所で演奏を繰り広げる「レジデンス・アンサンブル」が開催されたりといったように、地域との繋がりがこれまで以上に感じられるものだった。

アッセンブリッジならではの洗練されたパフォーマンスに地域性がより色濃く入り込むことで場の多様さと寛容さが増したように思う。

そのことは、アーティストや地域の人や来訪者や主催者の自由闊達なふるまいを刺激し、「UCO最後の3日間」や「港まちブロックパーティー」に見られた、同時多発的かつ流動的な場の発掘と創造的再編につながったのではないかと感じる。

それは、建築家の想像を超えるもので、アッセンブリッジ・ナゴヤのアーキテクトを務める立場でありながら僕自身が多くのことを学ばせていただいた。

建築家としてはただ学ばせていただいたで終わらず、“建築”を通して構築していく回路につなげ、実験的試み→発見→再編→構築→といったループをつくり上げなければと考えている。

ご来場者、アーティスト、地域のみなさまやご協力いただいたみなさま、主催者のおかげでとてもよいフェスティバルになったのではないかと思います。

お疲れさまでした。どうもありがとうございました。

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